学習会で行っていること

分かりやすい本を教科書に学習しています

今までの学習会では、井上ひさしの二つの憲法 井上ひさしの憲法指南を詳しく学習しました。

・二つの憲法、大日本帝国から日本国憲法へなぜ変わったか。第二次世界大戦の敗北。
・何が変わったか。 天皇主権から国民主権に。女性がはじめて参政権を得た。
そして新しい議員が参加して憲法の審議がされ、可決された。
第2章 戦争放棄 九条が創設された。

目次(抜粋)
第一章 憲法を読む
第二章 九条を語る
・軍隊は国民を守ってくれない
・あんな時代に戻りたいのか
・自分にとって大切な友を、けっして裏切ってはならない
他 

2023年現在は、
1.九条の会ブックレット 新たな改憲の危機と九条の会運動の意義
2.改憲4項目 自民党改憲案の問題点と危険性 
解説パンフの学習をしています。

《目次》
・はじめに
・開会挨拶
・参院選の結果と改憲のゆくえ
・改憲原案作りを急ぐ憲法審査会~改憲発議を止めるために
・質疑応答

《目次》
・はじめに
・第1章 9条改憲・「自衛隊明記」
・第2章 「教育の充実」について
・第3章 緊急事態条項
・第4章 合区解消と地方自治
・第5章 「安倍改憲」と改憲手続法

憲法を学ぶ重要性

日本国憲法 別項で全文を掲載をしています。
憲法の内容は、国民の権利と生活と統治機構のすべてが含まれています。
世界と日本の歴史から学び未来を切り開く日本国憲法、 これを知り活用することは大人の仕事です。

私たちは、日々のニュースからその意味を考える基礎として憲法を据えています。
学習会は憲法を活かそうという場です。

どうやって学ぶ?

お気軽に、私たちの学習会に参加してください。毎月第3または第4土曜日に開催しています。どなたでも大歓迎です。
スケジュールはこちらから。

また、一人で読んでも決して難しくはありません。まず前文を読み、次に関心がある章を見てください。こちらに日本国憲法条文をすべて掲載しています。
何が一番大切かは第十章最高法規を読めば分かります。私たちの権利の章典です。

特に大切な条文

一番大切な箇所としてあげたい条文は、前文(最初の文)と以下の条文です。

第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

第十章 最高法規
第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

第九十八条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
① 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第一章 天皇
天皇は大日本帝国憲法との関係で絶対的天皇制ではないことを明記している。