「わが青春つきるとも – 伊藤千代子の生涯」上映会開催しました(レポート5/5) @そとぼうほたる

しんぶん赤旗 首都圏版 2024年11月20日 に上映会の記事が掲載されました。以下、記事全文です。

◎「伊藤千代子」上映 市長も激励/千葉・いすみ

 千葉県いすみ市民の有志を中心に活動している「反戦・平和・人権・環境の映像を観る会@そとぼうほたる」は17日、いすみ市 内で「わが青春つきるとも―伊藤千代子の生涯―」を上映しました。

 千代子は1928年の第1回普通選挙で労農党を支援して活動後日本共産党に入党し、直後に 治安維持法 弾圧で投獄され24歳で獄死しました。

 @そとぼうほたるの川島る美さんは「多くの協力に感謝します。戦争や虐殺、環境破壊をなくす活動を広げたい」と力をこめました。

 太田洋市長がかけつけ映画鑑賞後、「治安維持法は思想の自由を奪い多くの犠牲者を出した。いま憲法9条の危機だ。日本の原風景である農業の再生で食料自給率を上げ海外にも支援を。戦争しない国、平和を求める国であるべきだ」と参加者を激励し、大きな拍手に包まれました。

 『時代の証言者―伊藤千代子』原作者の藤田廣登氏は「戦後も長い間無名であった千代子を世に出すための活動をしてきた」と報告。

千代子を詠んだ、千代子の恩師の 土屋文明 の短歌を紹介し、「治安維持法の犠牲者らの名誉を回復し賠償を求めていこう」と呼びかけました。

 映画鑑賞後、参加者は市民文化団体「南総ラ・ムジカ」の市原時夫代表のリードで労働、平和運動の歌などを合唱しました。